認定NPO法人わははネット様 讃岐おもちゃ美術館
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認定NPO法人わははネット様が運営する讃岐おもちゃ美術館のホームページを制作しました。
おもちゃ美術館とは「人が初めて出会うアートはおもちゃである」という理念のもと、おもちゃや遊びを通してコミュニケーションを楽しむ体験型ミュージアムで、全国で10館が運営されています(2022年9月現在)。
讃岐おもちゃ美術館は2022年4月にオープンしました。運営主体は、香川県の子育て世代の支援やよりよい子育て環境づくりに取り組む認定NPO法人わははネット様。讃岐おもちゃ美術館のオープンにあわせて、ホームページの制作をご相談いただきました。
讃岐おもちゃ美術館オープンの思い
わははネット様は「香川から子育てをもっと楽しく!」をモットーに1998年から様々な子育て支援活動を行ってきました。活動する中で香川の子育てを取り巻く課題はまだまだ多く、子育て世代が望む社会に近づけるためには次のステージが必要だと、わははネット様は考えていました。
子育て支援の次のステージとして誕生したのが讃岐おもちゃ美術館です。
讃岐おもちゃ美術館のコンセプトと魅力をいかに伝えるか
ホームページは讃岐おもちゃ美術館の思いを情報発信する重要な役割を担っています。
讃岐おもちゃ美術館が大切にしているコンセプトと魅力をホームページ上でどのように伝えるべきかに注力しました。
【讃岐おもちゃ美術館が大切にするコンセプト】
- 讃岐の伝統文化や豊かな自然を生かした空間で故郷の「すごい」を体感できること
- 0歳から100歳まで、子どもだけでなく大人も1日楽しめる場所であること
- おもちゃ学芸員や工芸作家との出会いが、人や地域との交流となること
木の空間とおもちゃとのふれあいを写真で表現
メインビジュアルには木のぬくもりが感じられるような写真を用い、各所におもちゃと触れ合う子どもやおもちゃ学芸員*1の笑顔をちりばめて、讃岐おもちゃ美術館の温かみを表現しました。
写真撮影は美術館のオープン前とオープン後に複数回実施。オープン前に完成したばかりの真新しい館内を、オープン後におもちゃが勢揃いして賑やかさが増した館内を撮影しました。
*1 おもちゃ学芸員
讃岐おもちゃ美術館のボランティアスタッフ。来館者とおもちゃを結ぶ架け橋となる「遊びの案内人」です。
館内案内ページの充実により魅力を発信
館内案内ページは、フロアの各コーナーを紹介しています。
ホームページ公開後、さらに見どころを表現したいと再検討し、ページの構成を更新するとともに写真と紹介文の充実を図りました。まだ訪れたことのない方もホームページから館内の雰囲気や規模感が分かるように、コーナーごとに複数枚の写真を掲載しています。
「行ってみたい!」心を動かす動画を制作
讃岐おもちゃ美術館の魅力を映像と音楽で再現した動画を制作しました。
香川の風景と、展示されている伝統工芸の生産地や制作風景の映像を組み合わせて、讃岐おもちゃ美術館と香川の伝統文化とのつながりを感じられるよう工夫しました。
音楽はシンガーソングライターの福島節さんと真希さん夫妻が担当。讃岐おもちゃ美術館のおもちゃを楽器に用いて奏でた音楽に、子どもたちの歌声が軽やかに響きます。
子どもたちの自然な笑顔はおもちゃ学芸員さんが引き出してくれました。
おむすび山のロゴマークをデザインのポイントに
讃岐おもちゃ美術館のロゴマークには、香川県のふるさとの風景の「おむすび山」がデザインされています。
おむすび山をデザインのポイントとして用い、コロンとしたかわいらしさを演出しました。一方で、大人も楽しめる美術館であるというコンセプトに沿い、子どもっぽくなり過ぎないよう、あしらいのバランスを調整しています。
訪れる方の利便性を高める機能
チケット購入ボタンの導線をスムーズに
コロナ禍にオープンした讃岐おもちゃ美術館は、感染防止対策として入館の事前予約を推奨しています。
ホームページでは「チケットのご購入」ページに誘導するボタンをヘッダーとフッターに配置しました。また、ページを下にスクロールすると右側に「チケットのご購入」ボタンが追従し、チケット購入ページにスムーズに遷移できるように配慮しています。
カレンダー表示で興味あるイベントが一目瞭然
多彩なイベントやワークショップが開催されていることも讃岐おもちゃ美術館の魅力の一つ。
トップページにイベントカレンダーを設置し、カテゴリで色分けして表示しています。
カレンダーに表示された各イベントは、イベント詳細ページに紐づけされており、興味のあるイベントをクリックすると該当の詳細ページに遷移します。
たくさんの地元企業や個人の方が応援
讃岐おもちゃ美術館は、自らの資金だけでなく、企業からの寄付やクラウドファンディングを通じた多くの方々からの寄付に支えられてオープンしました。
支援への感謝の気持ちをこめて、館内には支援者の名前を刻印したおむすび山の積み木や、赤灯台「せとしるべ」をモチーフにしたオブジェが展示されています。それらはおもちゃ美術館を温かく見守ってくれています。
赤灯台の光が船の運航を見守るように、ホームページを通してゴーフィールドも讃岐おもちゃ美術館の未来を温かくサポートしていきます。