香川県盆栽生産振興協議会様 生産者
香川県盆栽生産振興協議会様 高松盆栽「生産者」ページのコンテンツを制作しました。
香川県盆栽生産振興協議会様は香川県内の盆栽園・香川県・高松市・JA香川県が連携した協議会で、盆栽の生産促進や情報発信に取り組んでいます。
今回のプロジェクトでは、すでに公開している「高松盆栽」のホームページに盆栽園の「生産者」ページを追加。10軒の盆栽園をまわり取材・撮影を行いました。
高松市の鬼無地区と国分寺地区には現在約60軒の盆栽園があり、ここで生産される盆栽を「高松盆栽」と呼んでいます。その歴史は古く、江戸時代末期には鬼無で盆栽が行われていたとの記録も。1950年代~1960年代の高度成長とともに盆栽業も全盛期を迎え、盆栽園は300軒に上りました。その後、盆栽園の数は減少したものの、近年は海外からも注目されバイヤーが訪れたり、輸出に力を入れる盆栽園もあります。
取材では盆栽園それぞれの特徴や違いを表現できるよう園主の方のこだわりを伺いました。
盆栽といえば黒松・五葉松・錦松・真柏などが代表選手ですが、大きさも姿も様々。日々の手入れをはじめ、芽切り、針金かけ、鉢選びなどに園主のセンスが光ります。
接ぎ木や苗作りに力を入れている園。
体験教室を開催し盆栽との暮らし方を提案している園。
海外への輸出に特化し活着率(*1)の日本一を目指している園。
10軒の盆栽園のストーリーが集い「生産者」ページが完成しました。
「生産者」ページのデザインは既存のホームページの世界観に則り、統一感のあるデザインとしました。テキストが多いコンテンツのため、フォントサイズや行間を工夫し読みやすさに配慮しています。
ホームページを通して「高松盆栽」の魅力にふれ、ぜひ盆栽園にも訪れていただければうれしいです。
(*1)活着率(かっちゃくりつ):盆栽を輸出するときには土の除去「根洗い」をしなくてはなりません。この根洗いをしてから再び土に戻して定着する割合のことを「活着率」といいます。
2019年度は新たに6軒の盆栽園を追加し、英語ページを制作
2018年度の盆栽園10軒の取材に引き続き、2019年度は新たに6軒の盆栽園を取材し、生産者のコンテンツを追加しました。
また近年増加している海外のBONSAIファンのために、生産者ページは英語に翻訳。ネイティブチェックを行う体制を持つ翻訳会社と協力しており、英語を母国語とする方も違和感なく読める表現としています。
2019年度の取材ではGOFIELDの三木が撮影を担当しています。