特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワーク様
特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワーク様のホームページをリニューアルしました。
特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワーク様(以下、こえび隊様)は瀬戸内国際芸術祭を支えるボランティアサポーターです。ボランティアが自分にあった活動を「探し」「選び」「申し込み」しやすいように「募集中の活動」のシステムを新しく構築しました。
こえび隊様の活動の様子は写真・インタビュー・グラフで視覚的に紹介し、はじめて参加する方のわくわく感を高め、ボランティアの輪が広がるように工夫しています。
こえび隊様は瀬戸内国際芸術祭の作品制作のサポート、PR活動、各島の催しのお手伝いをしている団体です。会期外にも島の祭りやイベントに関わりながら、島の人と来訪者、島の人と作家をつないでいます。
2010年、2013年、2016年の開催ごとに島数も活動の幅も広がり、それに応じてボランティアの募集内容も増えてきました。
以前のホームページもGOFIELDが作成していましたが、活動の「種類」と「島」が複雑化し、ボランティアが目当ての活動を見つけづらいことが課題でした。
そこで瀬戸内国際芸術祭2019の開催に向けて、利便性の向上とデザインの一新を目指しました。
活動内容の整理と、申込みまでのフローをデザイン
まずは複雑化していた活動内容を整理。次にボランティアが活動内容を「探して」「選択して」「申し込み」するまでのフローをシミュレーション。2つの方面から探せるように設計しました。
(1)時系列ごとに活動内容を表示する「カレンダー表示」
(2)縮小写真の一覧を表示する「サムネイル表示」
「カレンダー表示」は活動したい「月」を選択すると、1日から月末までの募集内容がカレンダー内に表示されます。
たとえば「小豆島」を選択すると、それ以外の島の予定は網掛けされ、小豆島が目立つように絞り込みができます。
また募集状況は「○募集中」「△残りわずか」「×募集終了」「☆再募集」の四段階で示されているので、ボランティアが足りない活動を応援することも可能です。このカレンダー表示のシステムはGOFIELDの谷本がこえび隊様仕様にオリジナルで作成しました。
「サムネイル表示」は「月」ごとに、縮小写真と本文の一部がインデックス化して表示。カレンダー表示と同様、活動したい「島」を選ぶと、その島だけのサムネイル画像を表示します。
ユーザーの利便性においては、トップページで何のお知らせなのか一目で分かることも重要です。トップページに並ぶサムネイル画像の右上に「カテゴリー」左下に「島」の帯をつけ、見分けやすいよう配慮しました。
また、全国から訪れるボランティアのために情報を「地図から探す」のバナーも追加しています。
決定したフローに沿ってシステムを構築
活動内容のフローが決まると、ホームページ内で実際に動くようにシステムを構築します。
1つのフローにおいてもホームページ上での表示方法は何通りかあり、そのシステム構築には費用も伴ってきます。数案の中から利便性と費用の両面から検討し、こえび隊様にもユーザーにとってもよい方法を選んでいきました。
実際に活動をしているボランティアのインタビューや、参加者の出身地・年齢層など気になるデータも数値とグラフで掲載。参加を迷っている方の背中を押してくれることでしょう。
4月26日(金)に開幕する瀬戸内国際芸術祭2019のボランティアもリニューアルしたホームページから申し込みがはじまっています。
リニューアル後にユーザー数もページビューもアップ
リニューアル前の2019年1月とリニューアル後の2月を比較すると、ユーザー数が137%、ページビューが171%アップ。1回の閲覧に見るページ数や閲覧時間も増えていることから、ユーザーがホームページ内を回遊していることが分かります。
こえび隊のご担当者様からは「リニューアル後のアクセス解析が楽しみ」とのお声も。瀬戸内国際芸術祭2019でのこえび隊様のご活躍をお祈りしています。
クライアント | 特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワーク様 |
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URL | https://www.koebi.jp/ |
公開日 | 2019年1月 |
デバイス |
パソコン/スマートフォン
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