香川県様 香川県移住・定住推進協議会移住促進プロモーション動画
香川県のかがわ移住ポータルサイト「かがわ暮(ぐ)らし」で活用する、香川県移住・定住推進協議会移住促進プロモーション動画を制作しました。
香川県は都会的な便利さと自然のバランスがよく、買い物にも子育てにも便利な地方都市。また、3年に1度、瀬戸内国際芸術祭が開催される、アートがあふれる県としても知られています。
その特徴をいかして香川県では移住フェアや暮らしセミナーなどを積極的に開催し、移住・定住を促進しています。
ゴーフィールドは、香川県に移住したくなるような魅力あふれるプロモーション動画制作業務の委託を受けて3種類を企画し8本の動画を制作しました。
【制作動画】
- 住みたい!かがわ移住予報《香川県》
- 瀬戸内、島暮らし《香川県》
- 住みたい!KAGAWA GUIDE BOOK《香川県》
各動画は、本編のロングバージョンとSNS配信にも活用しやすいショートバージョンを制作しています。
住みたい!かがわ移住予報《香川県》の動画
「住みたい!かがわ移住予報」は、香川移住後の生活がイメージできるような、生活のメリットやデメリットを含めた日常の場面を紹介する動画です。
動画に盛り込むべき情報が多く、かつユーザーの興味を引く動画にするために、ニュース風の構成を提案しました。
アナウンサー役は、香川県丸亀市出身で家族とともに東京から丸亀市にUターンされた、アナウンサー・中野美奈子さんに依頼しました。
東かがわ市、高松市、観音寺市に実際に移住した方がリポーター役として出演し、スタジオの中野さんからの呼びかけに、ライブ中継風に応える形式に。温暖な気候で災害が少ないこと、大型小売店が多いこと、自然が身近なこと、広い公園が多いことなどの香川のメリットを自身の暮らしぶりを混じえて紹介しています。ニュース風の構成のため、シーンの切り替えもスムーズに行うことができました。
30秒のショートバージョンは「緊急速報」とし、移住者の皆さんの映像に合わせて中野さんがテンポよくニュース原稿を読み上げます。
方言がきつく感じるといった都会の人が気になるデメリットは視点を変え、「移住者が讃岐弁をマスター」という緊急速報風に紹介して、ポジティブに表現。移住者のコメントを読み上げる際の中野さんが話す讃岐弁も見どころです。
撮影のための下準備
- 屋外のシーンは、ロケハンで本番撮影と同じ時間帯に現地を訪問し、太陽の位置、環境音や周辺の建物を入念に確認
- 動画のイメージと中野さんの体型にあわせた衣装を複数パターン用意。本番当日に中野さん本人とスタイリスト、スタッフが相談をして衣装をセレクト。プロのヘアメイクにより撮影準備を整えました
- 観音寺市編の「移住者が讃岐弁をマスター」した記者会見風の撮影では、実物の香川県のバックパネルを借りて演出しました
本物のテレビスタジオを借りて撮影
- 撮影は、ゴーフィールドのクライアントである香川テレビ放送網様の全面協力のもと、スタジオを借りて撮影
- 記者会見風の撮影に使用した多数のマイクも香川テレビ放送網様が備品を貸してくれています
▼ゴーフィールド制作事例 香川テレビ放送網様
https://www.gofield.co.jp/works/company/entry-1023.html
瀬戸内、島暮らし《香川県》の動画
「瀬戸内、島暮らし」は、島に移住した子育て世代の母親にスポットをあてた一日のルーティン動画です。
小豆島でギャラリーショップを経営する家族と、直島でゲストハウスとカフェを経営する家族の朝から夕方までの生活パターンを取材しました。
実際の生活に基づいたVlog(Video blog)のストーリーにしたいと考え、事前にオンラインで出演者に生活パターンをヒアリングしました。
小豆島の上杉家(うすけはれ)
直島の川崎家(FRANCOiLE フランコイル)
それぞれの家族の生活パターンに、スーパーでの買い物、居住家屋、フェリー乗り場、公共施設、医療機関のシーンを組み合わせて動画を構成。また、海と山、夜空といった瀬戸内の風景もバランスよく取り入れています。
実際の生活を切り取った映像にするため、上杉さん川崎さん夫婦の子どもたちや店を利用する友人、子育てをサポートしてくれるご近所さんにも出演してもらいました。子どもたちの登園や帰宅風景も実際の時間帯に合わせて撮影を実施。
動画に映り込む直島のアート作品については、アート作品を所有する施設管理者に映像での使用許可を取るといった撮影以外のサポートも担当しました。
住みたい!KAGAWA GUIDE BOOK《香川県》
「住みたい!KAGAWA GUIDE BOOK」は、首都圏と比較した香川県のよさを統計データを用いて紹介する動画です。
子育て世帯向けのデータが求められる中、全国的に見ても香川県が上位に位置する特徴的なデータを提案しました。データの選定は、物語を届けるしごとのゆうさかなさんが実施。地域経済分析システムRESASを利用した専門分析を担当し、自身の神奈川県から香川県へIターンをした移住経験者である視点を活かし、香川らしいデータを集めました。
【データ例】
- 車や自転車での移動もしやすい 道路舗装率 道路密度 1k㎡当たり全国4位
- 雨が少ない穏やかな気候、災害が少ない 全国3位
- 図書館 館外貸出点数 全国4位
- アートも豊かな環境 瀬戸内国際芸術祭 3年に1回
- 都市公園面積 人口あたり全国7位
- 大型小売店 人口あたり全国3位
KAGAWA GUIDE BOOKというタイトルの通り、画面が切り替わるときには、本をめくるようなアニメーションと音で演出。
データから次のデータへの移行も前後にストーリーを持たせて、データを楽しく、流れるように視聴できるよう工夫しています。イラストは、ゴーフィールドの幸池が作成しました。
動画の最初と最後には、魅力的な風景写真を各市町バランスよく配置して、香川県での生活がイメージできるように。
3本の動画に共通するクロージングのキャッチコピー「住みたい!が香川でみつかる」はゴーフィールドから提案しています。
企画提案から撮影まで徹底したプロジェクト管理
香川県様との打ち合わせで出た意見や変更事項は、その都度、企画提案書に記載して、プロジェクトの管理を行いました。とくに動画は撮り直し、編集し直しに多大な労力を要します。打ち合わせでの決定事項の漏れを防ぎ、お互いに情報を共有するために、企画提案書を細かくアップデートすることを大切にしました。
当プロジェクトで制作した3種類の動画は 香川県様の「かがわ移住ポータルサイト かがわ暮(ぐ)らし」 「香川を知る」ページの「動画でみる香川の魅力」に掲載されています。
https://www.kagawalife.jp/know/