JA香川県様 高松盆栽の郷通販サイト・Yahoo!ショッピング
JA香川県様が運営する高松盆栽の郷の通販サイトをリニューアルしました。
「高松盆栽の郷」とは、香川県農業協同組合(JA香川県)が運営する盆栽の販売、情報発信の拠点施設です。2020年4月のオープン以来、盆栽愛好家や観光客が訪れています。
高松盆栽の郷には、「高松盆栽の郷」推進協議会の会員約50名が生産する1万点の盆栽が常時並んでいます。
ゴーフィールドは、高松盆栽の郷の通販サイトのリニューアルと、新規Yahoo!ショッピングのサイト制作を担当しました。
実店舗の価値を通販サイトで伝える
「高松盆栽の郷」の実店舗で販売されている盆栽数や種類は全国有数であり、実店舗を訪れれば誰しもその価値に納得することができるでしょう。盆栽の管理は盆栽専門家が行っており、品質の高さを誇っています。
一方、インターネットでは膨大な数の盆栽が販売されています。盆栽園や実店舗を持たずオンライン営業のみの業者もあり、ユーザーは信頼できる出品者なのか判断に迷うことも多いことでしょう。
高松盆栽の郷通販サイトはそのような業者とは一線を画し、「盆栽の聖地」「生産者の魅力」を訴求する通販サイトを目指しました。
【サイトの目指すべき方向性】
- 実店舗「高松盆栽の郷」の価値を伝え信頼度を高めること
- 新規ユーザーの購入機会の拡大
- 他の通販サイトとの差別化を図ること
- 産地の魅力を伝え、現地への誘客にもつなげること
また、高松盆栽の郷を知らないユーザーからの流入を目指し、Yahoo!ショッピングにも店舗を開設しました。
【位置づけ】
- 高松盆栽の郷通販サイト:盆栽愛好家向けの本格志向の盆栽を販売
- Yahoo!ショッピング:盆栽初心者向けの気軽に購入できる盆栽を販売
「高松盆栽の郷」の価値を伝えるページで信頼度をアップ
香川県高松市の盆栽は、瀬戸内海の風土が松の栽培に適していたこと、第12代高松藩主が盆栽の愛好家だったことなどを理由に発展してきました。現在、鬼無・国分寺地区は国内最大の松盆栽の生産地です。
「高松盆栽の郷とは」ページでは、その歴史的背景とともに、現役の盆栽作家50人が実店舗「高松盆栽の郷」に出品していることを紹介しました。
また、高松盆栽の郷の6つの強みを図で視覚的に伝えています。実店舗の写真や盆栽作家の顔写真を掲載することにより、実在している店舗であることをアピールしました。
盆栽初心者向けのコンテンツで購入機会を拡大
「選び方・はじめ方」ページは、盆栽のターゲット層を広げるためのコンテンツです。
「高松盆栽の郷」推進協議会の会員である花澤明春園さんが作成した「あなたにおすすめの盆栽は?」というYes/Noチャートを活用し、好みに合う盆栽を楽しく選べるように工夫しました。
盆栽専門家が観賞のポイントを紹介する「選び方HOW TO動画」も制作しています。
「育て方」ページは、初心者が悩みがちな基本のお手入れと、黒松の年間のお手入れを紹介しています。写真や文字では伝わりづらい水やりの加減は「育て方HOW TO 動画」で伝えています。
通販サイトの運用実績に基づいた商品ページの提案
ゴーフィールドはこれまで多くのお客様の通販サイト制作・運用代行に携わり、自社にノウハウを蓄積してきました。
商品ページでは、ゴーフィールドのネット通販部が利用者の使いやすさの視点から細かな仕様をサポートしています。
商品カテゴリの設定
カテゴリトップには盆栽の種類の説明を掲載しました。
生産者の紹介ページを紐づけ
クリックすると生産者の盆栽園の記事に遷移します。
関連商品を紐づけ
商品ページ内に同じカテゴリの商品を掲載して、追加購入を促しています。
盆栽の撮影方法をカメラマンがレクチャー
樹の姿が分かるように4方向から撮ることや光の当て方などをカメラマンが撮影のアドバイスを行いました。
高松盆栽のブランドサイトとの統合
リニューアル前は、通販サイトとは別に「高松盆栽ブランドサイト」があり、2つのウェブサイトが運用されていました。
「高松盆栽ブランドサイト」は、高松盆栽の知名度の高まりによって、アクセス数も多かったため、今回のリニューアルの際に2つのサイトを統合し、通販サイトはブランドサイトの下層に配置しました。これによって、高松盆栽のブランド名を知るユーザーが、通販サイトへも流入するという効果も生まれています。
2つのサイトの連結にともない、ブランドサイトのトップページのメインビジュアルを通販サイトを誘導する画像に更新しました。また、サイト上部のメインメニューの表示も改修しています。
高松盆栽の郷通販サイトとYahoo!ショッピングで役割分担
高松盆栽の郷のYahoo!店を新規に制作しました。高松盆栽の郷のYahoo!店は、高松盆栽の郷通販サイの商品よりも価格帯の低い商品を揃え、本格派志向の盆栽とお求めやすい初心者向けの盆栽というように役割分担をしました。
Yahoo!店には高松盆栽の名前を知らないユーザーも流入するため、高松盆栽の郷通販サイトへの流入元になったり、認知の拡大にもつながったりしています。
既存の通販サイトでは、商品の更新も業者に委託していたため運用しづらさを感じていたご担当者様。リニューアル後はご担当者様が自ら更新できるようになり、利便性が高まったと喜んでいただいています。
通販サイト公開後、ゴーフィールドは受注管理や決済管理、お客様へのメール・電話対応など運用代行のサポートを続けています。関東のユーザーからの購入も度々あり、高松盆栽への関心の高さが伺えます。
ゴーフィールドは今後もJA香川県様、高松盆栽の郷のご担当者様とともに、リピーター施策を継続していきたいと考えています。