高松赤十字病院様
高松赤十字病院様のホームページをリニューアルしました。
高松赤十字病院様は香川県高松市にある地域医療を担う総合病院です。
ゴーフィールドは2013年に高松赤十字病院様のホームページを制作。公開後の運用フェーズにおいて毎月定例会を実施し、アクセス解析に基づいた改善に取り組んできました。
今回、6年間のホームページ運用から見えてきた課題やご要望をもとにリニューアル案を提案しました。
サイトリニューアルの目的
サイトリニューアルには2つの目的を掲げました。
- 病院のブランディング
- ホームページ利用者に向けた改善
香川県における高松赤十字病院様の役割を明確化すること、利用者のサイトのユーザビリティ向上を目指しました。
ホームページにおける病院のブランディング
●特集バナーのエリアで病院の特長を強調
高松赤十字病院様は香川県の医療の中核を担う、高度医療を提供する病院です。
メインビジュアルには「高度放射泉治療装置」「周産期病棟」「ヘリポート新設」の画像を使用し、高松赤十字病院様が特に伝えたいポイントを視覚的に表現しています。画像には各特集ページへのリンクを設置しました。
また、トップページの中ほどにバナーエリアを設けて、アピールしたい情報を掲載。自由度の高いエリアとして運用できるようにしました。
●広報資材(広報誌やSNS)とウェブサイトの連携強化
「高松日赤だより なんがでっきょんな」は病院や薬、病気・治療に関するコラムを掲載した広報誌。サイトリニューアルにあわせて、「高松日赤だより なんがでっきょんな」と「院長ブログ」のウェブマガジンページを作成しました。
カテゴリ設定により医療にまつわる情報に関心の薄い一般市民も興味関心のもてる記事にたどり着きやすくなり、医療系マガジンに対するハードルを下げる効果につながっています。
高松赤十字病院様との定例会では情報発信の重要性を伝えていましたが、サイトリニューアルにより広報誌(オフライン)からウェブマガジン(オンライン)への活用、ワンソースマルチユースが実現しました。
ホームページ利用者に向けたユーザビリティの改善
ゴーフィールドは2013年から高松赤十字病院様の旧サイト運用を受託し、アクセス解析のデータを蓄積していました。また、毎月の定例会で旧サイトの課題や要望も明確化。
提案書の作成においては、まず定例会の議事録を見直し課題を抽出し、改善案を検討。
アクセス数の多い「診療科・部門」「外来ごあんない」「交通アクセス」「採用情報」をグローバルナビゲーション(上部メニュー)に反映しました。クリックすると関連するページを集めた「目次ページ」に誘導し、ユーザーが目的のページにたどり着きやすいように設計しています。
また、フッターをサイトマップ化して情報検索の利便性を向上。プラスボタンをクリックすると下の階層のメニューが開きます。
●緊急時対応ページの作成
感染症や地震などの自然災害、事故などの人為的災害など、緊急時には病院サイトにアクセスが集中することが予測されます。そこで他の自治体で導入実績のあった緊急時対応ページの作成を提案。
トップページに緊急情報のエリアを設置し、優先度の高い情報をまとめた「重要なお知らせ」ページを作成しました。
●外国語対応ページを作成
香川県在住の外国人やインバウンドの外国人旅行者に向けて、診察・入院・面会・医療費・アクセスなど基本情報を掲載した、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の外国語対応ページを作成しました。
サイトデザイン
日本赤十字社デザインマニュアルに準拠し、ロゴカラーの赤をポイントにしたサイトデザインに。余白や背景の白をバランスよく配置することで赤を使用しながらも清潔感のある雰囲気に統一しました。
ユーザーの年齢層を踏まえ、文字サイズは「標準」「大」「特大」の3段階で表示ができます。
サイトリニューアルと同じタイミングで本館北タワーがオープン。プロカメラマンより本館北タワーやヘリポートを撮影し、メインビジュアルに採用しました。
リニューアルしたホームページが高松赤十字病院の利用者の利便性向上につながることを願っています。