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本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト

本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト

本州四国連絡高速道路株式会社様(以下、本四高速様)は、本州と四国の高速道路・橋の維持管理、サービスエリアの運営、高速道路・橋の調査・設計に携わる企業です。
高速道路をとりまく自然や社会環境が変化する中、本四高速様は「道路」や「橋」のインフラ資産の潜在力を生かし、地域と連携して新たな価値を生み出し、瀬戸内の持続可能な発展に貢献したいと考えていました。


明石海峡大橋

明石海峡大橋

本四高速様のキャラクター わたる

本四高速様のキャラクター わたる


本四高速様の行動計画の一つ「瀬戸内の未来への挑戦」の取り組みの「5つの柱」について、効率的、効果的かつ持続性のある情報発信のあり方を検討するプロジェクトチーム(正式名:地域連携事業情報発信検討PT 以下、PT)を立ち上げました。PTは地域連携事業推進本部を中心に、5つの部から若手社員8名で構成。ゴーフィールドはワークショップの全体構成と進行、情報整理など情報発信の専門家としてPTの実施支援を担当しました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト 提言書

提言書


瀬戸大橋の塔頂体験

瀬戸大橋の塔頂体験


情報発信のグランドデザイン検討・提言に向けて実施したこと


PTの最終目的は、本四高速様の理想的な情報発信の形態や方針を具現化するためのグランドデザイン*1を提言すること。それに向けた現状整理をワークショップ形式で行いました。

ワークショップ形式で実施したこと

  1. PTメンバーが感じている情報発信の課題の整理
  2. 業務内容の現状整理
  3. 情報発信の媒体の整理
  4. 既存媒体と5つの柱の関係性の整理
  5. 5つの柱のターゲットを共有
  6. アピールすべき要素の深掘り・アピール要素に関わる媒体の整理
  7. 企業ブランドのアピールのアイデア出し

*1グランドデザインとは
大規模事業などにおける長期計画や全体構想を指す言葉。本PTにおいては、本四高速様の多様な事業における理想的な情報発信の形態や方針を具体化することを目指しました。


本四高速様 本社

2022年11月、12月の2回、本四高速様の本社でワークショップを実施。顔合わせとなる初回は自己紹介からスタートしました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ

(1)PTメンバーが感じている情報発信の課題の整理

事前アンケートでPTメンバーが感じている情報発信の課題を聞き取り、ワークショップの前に結果を報告して意識の共有化を図りました。部署を超えて課題を共有する機会があまりなかった本四高速様。改めて共通の課題を抱えていることが浮き彫りになりました。

(2)業務内容の現状整理

1回目のワークショップでは、情報発信に関する事業を部署ごとに整理。ポストイットに書き出すと、想像以上に情報発信に関わる業務が多いことや、多岐に渡っていることに気づかされました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ

(3)情報発信の媒体の整理

(2)で整理した業務内容を、本四高速様自社のウェブサイト・SNS・プレスリリース・外部サイトといった媒体別に分類しました。さらに、どの媒体でも「発信できていないこと」を可視化。これにより各部署の情報発信がどの媒体を使っているかを把握でき、また、発信できていない事業も発見することができました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ

(4)既存媒体と5つの柱の関係性の整理

行動計画の「5つの柱」に対して、どの媒体で情報発信をしているかを整理しました。これにより、複数の媒体で重複して発信しているといったことも把握。今後の各媒体のあり方を検討する際の資料と位置づけました。

2回目のワークショップでは、今後発信すべきことやターゲットを検討しました。

(5)5つの柱のターゲットを共有

「5つの柱」のターゲットについて、高速道路の利用者やイベント来場者などの実態も踏まえながら、現在のターゲットと将来のターゲットを整理しました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ

(6)アピールすべき要素の深掘り・アピール要素に関わる媒体の整理

「5つの柱」の取り組みを達成するために、アピールするべき要素(発信する情報)を深掘りしました。要素の深掘りには、マンダラチャート*2の手法を用いました。
また、導き出したアピール要素は既存の媒体と照らし合わせ、発信の状況や発信方法を把握しました。

*2マンダラチャートとは
マス目で構成された目標達成のためのフレームワーク。真ん中に大目標を位置づけ、その周りにそれを達成するための中項目、さらに細分化した小項目を書き出します。目標を達成するために必要な要素やアイデアを可視化することで、思考を整理することができます。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト ワークショップ

(7)企業ブランドのアピールのアイデア出し

社名や企業ブランドのアピールするにはどんな方法があるのか、ウェブサイトやSNSに留まらず、チラシや広告、またサービスエリアなどの現場でできることをアイデア出ししました。

ワークショップ後には、オンライン会議を複数回重ねて、提言書の方向性を詰めていきました。

提言書の作成・発表

「瀬戸内の魅力を効率的、効果的かつ持続性のある情報発信のあり方」についての提言書をまとめました。提言書では、ワークショップの成果やウェブ専門家としてゴーフィールドから見た課題を踏まえ、さらなる情報発信のための新たな施策を提案しました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト

2023年1月、本四高速様本社で完成した提言書をPTメンバーの前で発表して共有。
また、PT最終日となった同日に、これまでの振り返りや意見交換も行いました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト
本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト

「PTをきっかけに部署間の横のつながりが生まれたことがよかった」
「情報発信という見えづらいものをマンダラチャートや提言書で形として可視化できた」
「どうすれば利用者に情報を届けられ、足を運んでもらうことができるかを考える機会となった」
「会社全体の情報発信の状況を知り、自分の次の成長につなげたい」
「自社の情報発信の課題や解決策を考察できたことがよかった」
といった意見をいただきました。


本州四国連絡高速道路株式会社様 地域連携事業に係わる情報発信検討プロジェクト

PTが今後の本四高速様の情報発信の発展につながることを願うとともに、ゴーフィールドも引き続きサポートしていきたいと考えています。


クライアント 本州四国連絡高速道路株式会社様
公開日 2023年3月
プロジェクトメンバー

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