株式会社ヤマトコフイン様
株式会社ヤマトコフイン様のホームページをリニューアルしました。
ヤマトコフイン様は、全国でも有数の棺・葬祭用品を取り扱う総合商社。棺は国内に製造ラインを持ち、生産から品質管理、販売体制まで一貫したシステムを確立しています。
採用の強化や新規取引先獲得、スマートフォン最適化を目的にリニューアルのご相談をいただきました。
ヤマトコフイン様は1995年の阪神大震災や2011年の東日本大震災の際に、緊急災害用備蓄木棺を現地に向けて緊急納品。東日本大震災では2000本も拠出しており、災害時に備えて日頃から備蓄在庫も準備しています。
打合せの中でその話しを伺い、改めてヤマトコフイン様の業務の大切さを実感しました。
営業の本音をアンケートと聞き取りで収集
リニューアル前にホームページに対するご要望の調査のため、営業の方にアンケートを実施しました。営業活動には紙媒体のカタログを使用。棺と葬祭用品のカタログをセットにしてキャリーバックで持ち歩きます。営業は10日かけて各地を回るため、キャリーバックが2~3個になることも。これが当たり前になっており、当初はホームページへのご要望も特にありませんでした。
ところが詳しく伺うと、紙媒体のカタログは商品の柄や細かい部分が見えづらいと感じていることが判明。また、棺は木棺・塗棺・布棺・大型の種類があり、窓は通常タイプ・大窓タイプ・スライドタイプというように仕様が複雑化しており、紙媒体でのカタログでは網羅しきれていないことも分かりました。
カテゴリとタブで分類した商品カタログページ
商品カタログページは営業の方の使いやすさに配慮し、商品の仕様に合わせてカテゴリとタブを設定しました。これにより求めるタイプの棺をすばやく絞り込むことができます。また、詳細ページの写真にマウスオンすれば拡大写真が表示されます。
葬祭関連商品はカメラマンによる撮影を行いました。撮影時には営業の方も集まり、営業トークのポイントとなる細かい部分を確認しながら進行。
アンケートと聞き取りの実施により実用的な商品カタログページにつながりました。
業務内容を「見える化」した採用情報
棺・葬祭用の業界に対してはマイナスイメージを持つ人が多いと危惧していたご担当者様。採用にもその影響は少なからず現れていると考えていました。
リニューアル後のホームページでは、社員の日常や仕事に対する思いが伝わるように先輩インタビューで紹介しています。
現場の空気感をデザインに表現
葬祭用品業界のホームページは森羅万象や宗教的なイメージのデザインが多くあります。
しかし、今回は「祈り」をキーワードとしつつも、ヤマトコフイン様のモノづくりの部分を表現するデザインにしました。デザイナーの佐藤が工場を見学し、現場の空気感をつかみデザインに活かしました。
「列席しない私たちも皆さまと同じ気持ちでお見送りしたい」というキャッチコピーもヤマトコフイン様の思いを汲み取りGOFIELDから提案しました。
これからヤマトコフイン様の営業活動やリクルートに活用していただき、さらに業務をサポートできるホームページへと、一緒に育てていきたいと考えています。