株式会社レガン様
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株式会社レガン様のホームページを制作しました。
香川、東京、海外の社員の思いを一つに。ホームページが社員のコミュニティの場所になる。
ホームページの効果には、問い合わせ数や商品の売上の増加など顧客に対する成果を求めることが多いですが、企業によって違うところに価値を置くこともあります。香川県の本社以外に東京店と海外工場を持つ株式会社レガン様がホームページに望むこと。リニューアルをとおして私たちにも新しい気づきを与えてくれました。
時代背景とともに変化してきた手袋製造
株式会社レガン様は、三木町にある手袋の企画製造を行う企業です。ゴルフ手袋、野球のバッティング手袋、ファッション性の高い革手袋などを手がけています。
1962年の創業当時は輸出用のファッション手袋が製造の中心でした。
1973年に為替が固定レートから変動相場制に変わると、輸出中心から国内需要へと変革していきました。日本では当時、戦後から高度成長期の時代。レガン様では、これからは国内が発展し国が栄えるとスポーツが盛んになるにちがいないと時代を読み、ゴルフ手袋の製造を開始しました。
1990年代初頭のバブル崩壊後は高級イメージの強いゴルフ市場が縮小していきます。すると野球のバッティング手袋に転換。当時は野球で手袋をする習慣はありませんでしたが、レガン様は早期に着手。トップアスリートをフォローしながら自分たちの技術も上げていきます。徐々に野球手袋の需要も伸びていき、会社を支えてくれるようになったそうです。
時代を読み一歩先を行く企画・製造を進めてきたレガン様。次の時代に向けてホームページをリニューアルすることを決めたのです。
ホームページは社員みんなの「コミュニティ」の場
リニューアル公開後の定例会で、ブログ機能(CMS:content management system 簡易更新システム)の操作説明とあわせて、新しいホームページの印象を伺いました。
香川県にある本社と東京店、フィリピンとベトナムに直営工場を持つレガン様。
最近では海外工場で縫製をしている方もスマートフォンを持っているそうです。世界中からアクセスが可能なのがホームページ。各地にいる社員が自社のホームページを見て、自分の会社がどんな会社で、どんな活動をしていているのかを知ってほしい、そんな情報共有の「コミュニティ」の場にしたいというのが砂川社長の願いでした。
「うちの会社は中小企業だからこそ、ファミリーのような雰囲気があり社員の団結感が大事」とも。その役割の一端をホームページが担うことができて、制作したGOFIELDとしても温かい気持ちになりました。
トップページのミシンや革の裁断の写真、「CREW仲間」の社員5人の写真は、カメラが得意なレガンの社員さんが撮影してくれました。
確かにプロのカメラマンに頼めばきれいなホームページに仕上がるかもしれません。しかしレガン様が求めていたのは、ホームページ制作への社員の参加や一人一人の思いが表れること。
「写真が得意な社員がいたりと、社員の新しい一面を発見できてよかった。皆で思いを共有していき、レガンで働いていてよかったと感じてもらうことが一番です。」と砂川社長は笑顔で話してくれました。
担当者も驚くほど社員からのアクセスがありました
「リニューアルした日、社長が社員全員に通知してくれました。」
それまで一人でリニューアルを進めていた担当の白井さん。時には自らデザインのスケッチをしてGOFIELDの担当者とイメージを共有しながら1年がかりで制作しました。
社長の通知とともに社員が一斉にアクセスして、一時ホームページが混み合うほど反響が大きかったそう。これからしっかり活用して情報が古ぼけていかないようにしたいと、今後の活用にも意欲的でした。
ここにしかない手袋をお客様に
レガン様は2019年に向けて新しいプロジェクトも企画していると教えてくれました。
これまでは得意先ブランドの商品を製造して納めるという形態(OEM)でしたが、最近ではオリジナルブランドの商品を展開しています。
自分たちができる売り方があるのではないかと模索しています。
「付加価値をつけて、ここでしかできないものをお客様に販売していきたい。そのときにはぜひGOFIELDさんに情報発信の協力をお願いしたいです。」と。
私たちもレガン様のこれからのプロジェクトを楽しみに、引き続き運営面でサポートしていきたいと思います。