社内の体制は大丈夫?
前回、リニューアル発注者と制作会社との役割分担についてエントリーしましたが、今回は発注者側の社内体制についてです。
できればホームページ専属の担当者をおいて欲しいところですが、これはゴールへの期待値と比例するかもしれません。加えて重要なのが経営者や権限を持っている人の理解です。ここが曖昧なままですと、いくらデータに基づいた戦略、戦術構想を繰り広げても、実際の行動になかなか移せなくなります。
リニューアル作業にかかると、制作会社とのやり取りが頻繁になりますが、窓口はなるべく一元化することが望ましいです。窓口を担当される方は、ホームページに関する知識や技術がある人材というよりは、経営者や複数部署から出てくる要望を上手く取りまとめて、制作会社に伝達できる人がよいでしょう。技術的な問題は制作会社に任せておけば良いです。
プロジェクトが上手くいかない典型的な理由として、各部署ごとに窓口をつくり、全体を管理する人が不在のまま、もしくはそういった人を無視したまま制作会社に要望を送りつけ、統制がきかないまま「ちぐはぐなホームページ」を作ってしまったということをよく耳にします。制作会社側でもある程度の取りまとめはできるでしょうが、やはり顧客への遠慮もありこれもまた上手くいかないケースが多いようです。
実際の現場ではホームページ専任とはいえ、その他の業務もこなしつつ、窓口を兼務されるパターンが多いですが、ここはやはり経営層が理解を示し、通常業務の負担をなるべく減らし、さらにある程度の権限を付与することでスムーズにプロジェクトを進行させることができます。
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