高松市役所前の屋外型給水スポット設置を支援しました

2023年6月19日(月)、香川県高松市役所前に新しい「給水スポット」が登場しました。このプロジェクトは、香川県高松市のNPO法人アーキペラゴがクラウドファンディングで資金を集め、高松市に寄贈したものです。株式会社ゴーフィールドも企業としてはもちろん、メンバー個人でもクラウドファンディングに参加する形でこのプロジェクトを支援しています。


除幕式は大西秀人高松市長とアーキペラゴ代表理事の三井文博さんにより行われ、クラウドファンディングを一緒に盛り上げてきたツルきゃら うどん脳くんも華を添えました。



瀬戸内の生き物が描かれた給水機


給水機のデザインは物語を届けるしごとのゆうさかなさんが担当しました。
デザインをする前に始めたのは瀬戸内の生き物を調査すること。坂口さんが膨らませたイメージを水彩画のイラストで表現したのは北川拓未さん。
そして、給水機のシンボルとなっているスナメリのロゴはGOFIELDのデザイナー佐藤瑞穂が担当しました。

描かれているのはマナガツオやアオリイカ、マダコなど瀬戸内海に生息する生き物たち。
瀬戸内海との繋がりが感じられる給水機が完成しました。



四国初、全国初の試みを高松市から


屋外型センサー式の給水スポットは四国初、クラウドファンディングによる設置は全国初の試みです。
ペットボトル削減数をカウンターで表示し、視覚的にも貢献度を実感できるというもの。
設置された給水スポットは水道直結型の給水機で、冷たい水が無料で提供されます。マイボトルをかざすとセンサーが感知し、300ミリリットルの水が自動で注がれる仕組みになっています。


給水機の設置で地域と環境への多面的な貢献

この給水スポットはマイボトルを使って給水をすることで、一人一人が環境に与える負荷を減らす効果が期待できます。

アーキペラゴは2009年から瀬戸内海で海ごみの回収と調査を行ってきました。主にプラスチック由来のごみが広範囲に影響を与えており、国際的な海ごみの分析手法であるICC(International Coast Cleanup 国際海岸クリーンアップ)を続けてきたこの10年で見えてきたことは、常にペットボトルがごみのワースト上位にあるということ。
そのため、マイボトルの使用を呼びかけ、2018年からは水を給水できるスポットを「オアシスマップ」としてまとめ、ウェブサイト上で公開する取り組みも始めました。うどん店やカフェ、ゲストハウスなどの民間給水スポット87カ所、公共給水スポット122カ所を登録し(2023年1月現在)、マイボトルが空っぽになったら給水スポットで給水するという流れを作りました。

オアシスマップ http://www.archipelago.or.jp/scf/oasismap/

記録的な猛暑の中で公共空間での給水機能の重要性も高まっています。
特に夏には通勤通学中の市民や高松市役所を訪れた方、中央公園の利用者などあらゆる人々が容易に水分補給できる場所となるため、熱中症のリスクを低減する一役を担っています。

誰でも自由に給水できる地域へ

クラウドファンディングで集めた資金によって高松市内のコミュニティセンター4か所にも、屋内型の給水機が設置されます。

GOFIELDでも2019年から水道直結型のウォーターサーバーをオフィスに導入し、オアシスマップにも登録しています。
2018年頃はボトル型のウォーターサーバーを利用していましたが、想定していたよりもメンバーの利用頻度が高く、頻繁にボトルを交換する必要があり負担に感じていました。ボトルをストックする場所も必要で月々のボトル代もかさむことに。
水道直結型のウォーターサーバーに切り替えてからはコスト削減にも繋がり、ボトル交換の負担も解消されました。

ウォーターサーバーは主にメンバーが利用していますが、メンバーの子どもたちが小学校から自宅へ帰宅途中にオフィスに寄って給水する姿も見られます。

ウォーターサーバーを選ぶなら、ボトル型ではなく水道直結型を https://www.gofield.co.jp/blog/blog/entry-1228.html

「海洋プラスチックごみ」と聞くとグローバルな問題と捉えがちですが、ポイントはライフスタイルをどう転換するかにあります。
持続可能な未来への貢献が、一つの小さな給水スポットから広がっていくことを心より願っています。



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