アクセス解析はユーザ視点で

以前、ある地方自治体のホームページ担当者からアクセス解析のデータを元にサイトの改善を行いたいという相談がありました。
サーバのログから業者がレポートを作り、上長への報告後、資料としてすべて保管していました。
ただ、レポートの内容は月別のページビューや訪問者数など、数の増減程度の内容で、それだけで問題点を見出すのは非常に困難な状態でした。

もう一点、何をもってサイトが改善されたかという明確なゴールがなかったのです。
民間企業のサイトであれば、購入や資料請求など目的がわかりやすいのですが、地方自治体のようなサイトはそこが曖昧になってしまいます。

「住民及び利用者の満足度」というのがひとつの指標になるのではないでしょうか。
自治体のサイトをなんとなくながめるユーザは少なく、訪問者の動機は人それぞれではありますが、個々は明確なのです。

訪問時の検索ワードやページ遷移から、何を欲していたのか分析し、結果満足して帰ったかどうかは、そのユーザの立場になれば見えてくるはずです。誘導率や直帰率など出来る限り目標を数値化し、PDCAを繰り返す、ゴールが明確に一点に絞りにくいのは確かですが、利用者の満足度という意味では民間企業のサイト改善のプロセスと変わりないと思います。


ホームページ制作・更新代行・コンサルティングは、香川県の株式会社ゴーフィールド


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