コンテンツに魂を込めよ
| コンサル現場
こんにちは、森田です。
前回の「「我が社には情報がない」という思い込み」で、社内に情報はいくらでもある、それこそうじゃうじゃある、というようなことを書いた。(ちょっと違うが)
ただ、闇雲に「情報」を発信しまくっていいものではない。「情報」を集めることは貪欲に進めればいいが、その「情報」をどのように加工し、編集し、発信するかは注意が必要だ。ここで思い出して欲しいのは、リニューアル前にやって欲しい前提条件のひとつ、
・ゴール設定
言い換えれば目的の設定だ。
先日、「麺通団団長」で有名な田尾さんとシンポジウムをご一緒する機会があったのだけど、田尾さんも力説されていた。手段ばかりの話になって、目的がないことが多い。「誰を、どうしたいのか?」という部分が抜け落ちている。「商店街活性化」とか「地域活性化」とか。
5W1Hとまでは言わないまでも、せめて、「誰を、どうしたいのか?」は必要だ。このゴール設定がありさえすれば、その後の作業は明確だ。明確だが簡単ではない。集まった「情報」に対し、ゴール設定、目的にあわせて「魂を込める」必要がある。
シンポジウムが終わってから、講師控え室で田尾さんに質問した。
「その魂を込める作業が誰にでもはできんですよね。できる人少ないですよね」
「そやなぁ。だからそういう時は自分達で全部やろうと思わんと、外から連れてこなな」
そうなのである。残念ながらこの「魂を込める」作業は誰にでもできるわけではない。運がよければ社内にいる場合もあるだろうが、いなければホームページ制作会社に相談することになる。が、ホームページ制作会社にもいない場合が多い。GofieldではGofield内の精鋭を出すこともあるが、人数が限られていることもあり、パートナーの編集者に依頼する場合もある。
いずれにせよ、「いなければ、外から連れてくる」が原則。といいつつ、「できる」「できない」の判断は必要なわけで、これには日頃から良質なコンテンツに慣れ親しみ、研究しておく必要がある。でないと、出来上がったコンテンツに魂が入ってるかどうかの判断もできないし。
「魂を込める」作業は他の力を借りるにせよ、借りないにせよ険しい道ではあるのだ。
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