男性育児休業取得の第2号「育児は手伝うのではなく自分ごと」
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GOFIELDの男性育児休業取得の第2号は営業部部長の宮井。
「取るだけ育休」の男性が3割にも上るという調査結果がニュースで話題になる中、育休期間中にどのような過ごし方をしたのか。担当した家事・育児を具体的に聞いてみました。
1時間刻みの家事スケジュール
宮井は2人目の子どもが生まれたタイミングで2週間の育児休業を取得。
1人目のときにパートナーの大変さを目の当たりにし、2人目のときは必ず育児休業を取得しようと心を決めていたそう。取得を決めてからは前半主義で仕事に取り組み、満を持して育児休業に入りました。
担当していた家事を具体的に尋ねると、1時間刻みのスケジュールが返ってきました。
6:00~7:00 | 起床 洗濯、朝食の準備 |
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7:00~8:00 | 長女の起床・着替え・保育園に行く準備、朝食、ごみ捨て |
8:00~9:00 | 長女を保育園に送る |
9:00~10:00 | 洗濯物を干す、掃除 |
10:00~11:00 | 買い物 |
11:00~12:00 | 昼食作り |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~15:00 | 作りおきのおかず作り |
15:00~16:00 | 赤ちゃんをお風呂に入れる |
16:00~17:00 | 夕食作り |
17:00~18:00 | 長女を保育園にお迎え |
18:00~19:00 | 夕食、片付け |
19:00~21:00 | 長女と遊ぶ、お風呂に入れて寝る準備 |
21:00~22:00 | 長女に就寝前に本の読み聞かせ |
22:00~24:00 | 自分の用事、就寝 |
そのほか、合間で赤ちゃんにミルクをあげたり、おむつ替えたり。
「夜間の赤ちゃんの世話は妻が担当してくれていたので、日中は少しでも睡眠が取れるように、家事全般を任せてもらいました。育児休業の2週間は1日3食の食事をすべて作ることを決めていたので、レシピ本を集めるところから始めました(笑)」と宮井。
これまでも週末には食事作りに協力していましたが、毎日バランスのよい献立を考える難しさを身をもって感じたと言います。
育児休業取得後の変化
生活の中で当たり前だと思っていたことも、色んな人から助けられていることを改めて実感したそう。
育休中にフォローしてくれたGOFIELDのメンバーに感謝。
家事の大変さを知り妻や両親に感謝。
「助け助けられて、感謝のループが生まれました」
仕事復帰後も土日は食事作りを続け、家事に携わる回数も増えたと言います。おかずは作りおきしておき、野菜はまとめてカットして平日の時短料理に活用。意外と料理好きという発見もあったそう。
2歳9カ月の長女と過ごす時間も増え、親子の絆も深まりました。
管理職として率先して育児休業を取得
「育児休業を取得したのは、部下の取得の後押しになればと考えたことも理由の一つ」
宮井自身が取得しやすかったのも、会長の森田や社長の皆見が自ら家事や育児へ参加する先輩であり、仕事と家庭の両立に対する理解があったからこそ。 子連れ出勤が定着し、男性の育児休業取得に対する制度が整備され、男女問わず育児休業の取得と復帰を歓迎する社内の雰囲気になっています。
「男性社員も育児休業は当たり前。家事や育児の参加は当たり前」という事例のひとつとして、後輩から参考にしてもらえたらと言います。
わははネットの中橋さんやファミーリエの徳倉さんの「男性の育児は“手伝っている”ではダメ。自分の子どもなんだからやって“当たり前”」という言葉を聞き、自分が何をするべきかを考え直したという宮井。
「育児は自分ごと」ととらえ、充実した育児休業を過ごすことができたと笑顔で語ってくれました。